「令和6年度を迎えて」NEW
登別青嶺高校のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。
4月8日に前期始業式、入学式を行い、全校生徒 323 名で令和6年度をスタートしました。
本校は、平成17年4月に、57年の歴史を持つ登別高校と26年の歴史を持つ登別南高校を統合して開設され、今年度で20年という一つの「節目」を迎えます。校訓「至誠」「練磨」「自律」の下、登別市で唯一の全日制普通科の高等学校として、地域に根ざし信頼される学校づくりに努めてまいりました。
令和2年度に単位制を導入し、3年が経過しますが、より生徒のニーズに合わせた科目選択が可能な教育課程を編成し、実施をしてきております。2、3年次合同履修の選択科目の講座も開設し、単位制の特色の発揮に努めているところです。その中で、地域の歴史・自然・産業・未来などについて学習する学校設定科目「じもと学」Ⅰ、Ⅱについては、地域と連携、協働した教育活動を展開、発展させ、地域を担う、地域に貢献できる人材育成を目指しているところです。
これらからの時代は、加速度的に変化し、複雑で予測困難な社会になっていくと言われています。
本校では、このような時代・社会を地域とともに生き、働き、地域社会、共生社会の担い手の育成を使命とし、生徒、保護者、地域の方々の期待と信頼に応えるべく、大学進学から就職までの生徒個々の多様な進路希望に対応し、自己実現、「自分らしい生き方」の実現を果たすきめ細かい教育活動の推進に努め、「学びたい、学ばせたい学校づくり」を目指して参ります。
令和6年度学校経営シラバス、スクール・ミッション、スクール・ポリシーについては、トップページ見出しからご覧下さい。
本校では、スクール・ポリシーにある育成を目指す資質・能力に関する指針を青嶺高校で身に付けたい「六つの力」として掲げ教育活動に取り組んで参ります。
身に付けたい「六つの力」(育成を目指す資質・能力に関する指針)
・ 自己実現力→自己の将来像に夢や理想を持ち、その実現に向け自発的に努力する力
・ 健全性→健全な心身を保ち、高めるために継続して努力する力
・ 課題解決力→広い視野と旺盛な探究心を持ち、自ら課題を見つけ、課題解決する力
・ 論理的思考力→様々なテーマや問題に対して論理的に意見を組み立て、表現する力
・ 主体的行動力→自他の考えを考慮し、自分自身で考え、主体的に行動する力
・ 協働性→社会の担い手としての責任感を持ち、ともに支え合って成し遂げようとする力
この「六つの力」については、教職員間はもちろんですが、生徒、保護者、地域の方々とも共通認識、共有をさせていただき、本校の教育活動にご理解とご協力をお願いいたしまして、令和6年度を迎えてのあいさつとさせていただきます。
令和 6年 4月
校長 坪井 克彦
令和5年度 後期を迎えて
北海道登別青嶺高等学校ホームページにアクセスしていただきありがとうございます。
4月から9月までの前期におきましては、地域、関係機関、保護者の皆さまのご理解とご協力をいただき、教育活動を進めてこられていることにつきましてこの場をお借りして、深く感謝申し上げます。
また、10月3日(火)に行われた本校体験入学に際しましては、多くの中学生や保護者、中学校関係者の方に参加していただきましたことに重ねて感謝申し上げます。
本校では、10月2日(月)に後期始業式を行いましたが、私から生徒達に次のような内容を伝えました。
後期が始まります。まずは、授業を大切にです。中だるみをしたり、おろそかになってはいませんか。次に、相談です。一人で抱え込んでいたり、遠慮したりしていませんか。先生方に相談してみて下さい。
そして、校舎の周囲の木々が紅葉し始めている季節の変化に目を向ける心の余裕を持ち、飾らず、直向きに、前向きに物事に取り組む「青嶺生らしさ」を忘れずに、後期をスタートさせましょう。
さて、明日は中学3年生の体験入学です。
皆さんは、中学3年生の時どのような思いで参加したでしょうか。そして、もし、高校生の皆さんが、今、中学3年生に言葉をかけるとしたらどんな言葉をかけますか。
アドバイスや励ましでしょうか。その中には、自分の中学校時代を振り返り、「勉強をしっかりしておいたほうがいい」、「普段の生活も大切に」などがあるでしょうか。これは「自分のために努力する」ということにもなります。
皆さんはずっと「努力しなさい」と言われてきて、「努力」という言葉は決して心地よい、耳障りのよい言葉ではないかもしれません。ただ、立場が変わって、自分が歩んできた道の後に続く人たちには「努力しておいた方がいい」と願ったり、アドバイスしたりすることはあるのではないでしょうか。先日、テレビ番組でタレントの明石家さんまさんが「努力は人の道、当たり前のこと」と話していたのが印象的でした。
青嶺高校で身に付けたい「六つの力」の中には「自己実現力」と「健全性」があり、
「自己実現力」は、自己の将来像に夢や理想を持ち、その実現に向け自発的に努力する力
「健全性」は、健全な心身を保ち、高めるために継続して努力する力 となっています。
「努力」というのは、自発的で継続することが求められますが、皆さんは「努力は足し算」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「努力」は、人生において積み重なり、積み上がっていくことを意味しています。そして、見えたり、触れたりすることはできませんが、消えて無くなることはありません。
それは、直接的な結果や成果となってすぐに実感できる場合もありますが、そうではない場合もあります。
「努力」の足し算、積み重ね、積み上げにより、人の言動に重みや深みが出たり、他者の気持ちを推し量り、他者へ働きかける時の言葉がけや対話に役立ったり、困難・苦難に遭遇し、はね返し、乗り越えていく時の糧になり得るような間接的な形で、ずいぶん後から現れることもあります。
努力の仕方・在り方を考えたり、顧みる必要はありますが、たとえ、うまくいかなかった努力であったとしても、それは、次の努力への気付きとなり、つながり、生かされていくものです。
「努力は足し算」という言葉は、とても分かりやすく、分かりやす過ぎて、高校生の皆さんにとっては少し物足りなさも感じてしまうかもしれませんが、先生は、この言葉はシンプルだけど、最も共感できて、誰にでも分かり、そして、確かなことと捉えています。
後期開始の節目の時に、前期にどのような努力をどのようにしてきたかを振り返り、それは決して無駄ではないこと、将来、未来において、自分や他者に対して必ず生かされることと心に留め、後期に向けて自発的で継続した努力を心がけるようにして下さい。
以上のことを生徒に伝えましたが、本校では、青嶺高校で身に付けたい「六つの力」の育成を目指し、教職員一同で努めて参りますので、地域、関係機関、保護者の皆さまのご理解とご協力をお願いたしまして後期を迎えてのあいさつとさせていただきます。
尚、身に付けたい「六つの力」につきましては、「前期を迎えて」のあいさつ(HP掲載)の中でふれさせていただいていることを申し添えます。
令和5年10月
校長 坪井克彦
「令和5年度を迎えて」